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WF-1000XM4が合わなかった人間がWF-1000XM5に買い換えた話

mgtd.hatenadiary.com

普段の移動などでのイヤホンは2019年発売のWF-1000XM3(以下"M3")を使っている。
WF-1000XM4(以下"M4")の記事を書いた時にも書いたがフィット感や充電ケースの仕様などに不満を抱えており買い替え先を模索しているところなのだ。

M4発売当時はそのフィット感に惚れ込みこれで決まりかと思ったが、自分の耳に合わなかったのか装着していると耳が痛くなるという唯一の欠点が致命的で、やむなく常用を断念したのだ。
これであとちょっとサイズが小さくなったらなぁ・・と思っていたので、WF-1000XM5(以下"M5")がサイズを抑えてきたという情報を見た時には購入を即決したのだった。
購入してから2ヶ月じっくり使ったので感想をしたためておく。

 

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2023年のソニーのモバイル製品特有の紙パッケージ。箱も保管しておく身としてはこの不可逆的に開封させる仕様は改めてほしい。

 

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本体に付属済みのMサイズを含む4サイズのイヤーピースと充電ケーブルが付属。TypeC対応の機器も増えてるんだしわざわざ付属しなくても良いんじゃないかと思う。実際私は全く使っていない。

 

良かったところ

・サイズが小さくなって耳が痛くならなくなった

・マルチポイント接続でスマホ2台持ちにも対応(M4も対応してる)

・ワイヤレス充電対応(M4も対応してる)

良くないところ

・見た目はM4と比べて没個性的になった

・本体を持ちづらく落としそうで不安

・タッチセンサーの部分を間違いがち

・マルチポイント接続はやや不安定

・充電ケースの充電残量はやっぱり分かりづらい

 

・見た目

はっきり言ってM4の方が好み。

特徴的だったマイク部分も含めて凹凸の無いデザインになり個性的でなくなったなという印象。
iOS6から7への変化でフラットデザインを取り入れられた時を思い出す。

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そしてツルツルテカテカした表面加工になったのも相まって持ちづらい。ケースから取り出す時と耳から取り外す時は特に難儀し、指を引っ掛ける箇所が無いので力加減を間違えると落としそうで取り回しに必要以上に気を遣うことになる。

小さくなったのは最大の進化だが、扱いやすさと見た目はM4の方が良かったな。

 

・機能性

音質はM3よりは間違いなく良い。ただしM4を試聴した時ほどの感動は得られなかった。

ノイキャン性能は屋外を歩いている間はかなり消音できるが、走行中の電車など騒がしい場所ではゆったりした音楽や無音の間は走行音は聞こえてくる。
謳い文句ほど完璧ではない。

 

マルチポイント接続が便利。尤もM4もアップデートで対応しているが。
私は普段はAndroidiPhoneの2台持ちで生活しており、片方で音楽を再生しながら片方でSNSで見かけた動画を再生する、なんて使い方をすることも多いのでどちらの音声も聞けるのは助かる。

ただし切り替えは完全自動ではなく、片方が音声再生中にもう一方の音声を再生する場合は一旦再生を止めなくてはならない。
接続そのものもやや不安定で、片方の接続が一時的に切れることも珍しくなかったりゲームによる音声再生が絡むとスマホ側を再起動しないと何も聞こえなくなるといったバグにも見舞われることもある。


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イヤホンの音声が聞こえなくなったのでBluetoothをオフにしたのにBluetooth機器の音量調整をしてしまう図。
こうなるとスマホ本体のスピーカーでの音声出力もされず、再起動するしか解決策が見つからなかった。

これはマルチポイント接続機能自体の今後の技術進歩に期待するしかないだろう。

タッチセンサーの位置が装着していると分かりづらく、マイク部分をタッチしていることがある。
一応タッチの都度ポンポンと音が発せられるのでタッチしているかは判断できるが、触覚でも分かるに越したことはない。というかM4はマイク部分に溝があったので触れればわかるようになっていたし。

 

・バッテリー

とても長持ちする。

1回の充電で8時間を謳っているが本当にその通りで、仕事から帰り始める時に使い始めて1時間くらいで帰宅、入浴時に外して放置してもまだ半分くらいある。翌日出勤するときにも充電不要で使えるほどバッテリーはよく持つ。

M4と同様にケースがワイヤレス充電に対応しているので、出先でバッテリーが切れてしまったときにスマホのバッテリーシェア機能で凌ぐことができる。イヤホンにモバイルバッテリーを繋ぐのはちょっと面倒なので意外とありがたい。

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充電ケースの残量はランプ一つの色分けと点滅で表現するM4の仕様そのままで、M3よりマシ程度。

緑に点灯、赤に点灯、赤に点滅しかしないので大まかにしかわからない。具体的な数値はスマホ側でしか分からないのは不便。他社製品だとランプを複数付けて25%ずつ表現しているものもあるのでそうしてほしいところ。

 

総括

M4を小さくしました!といった印象。もっともただ小さくしただけではなくデザインも変えてしまったので持ちづらいといった別の問題も発生してしまっているのだけども。

悪くはないが、大きさ以外にはM4を試聴した時のような感動は得られなかった。
イヤホンとしてはかなり高額になってしまっているので、私みたいに耳に合わないとかでない限りはM4でも問題無いと思う。

とはいえそのサイズ感が重要なので私はM3から常用イヤホンの座を譲ることにしたのであった。