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前世代機を忌避していたのにWF-1000XM4を買った話【感想】

mgtd.hatenadiary.com

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・・次のは買わないと言ったのは何だったのだろうか

SONY WF-1000XM4を買った。
依然としてタッチセンサー式のままだし充電LEDは単体だし使い勝手悪いに決まってる・・第一高いしおいそれと買い足せねぇと思ってスルーしようと思っていたのに。

しかし買ったはいいものの前モデルとは別の要因で常用には至らなかった。
以下買うまでの葛藤と前モデル(M3)から変わった所、常用たり得なかった点をレビューじておく。

 

 

前置き

今はオーディオテクニカATH-CKR70TWをメインに使っている。

www.audio-technica.co.jp横向きにボタン操作するタイプだからポケットにしまっても誤動作しないし操作する時も装着感を損ねないうえ単体で音量調節もできるスグレモノなのだが、ここのところ様子がおかしくケースから取り出しても右側は必ず電源が自動でオンにならないし接続した直後は音量がバグる。
そもそも2万するくせに作りが所々ちゃっちいとか諸々が気になりだしてたので、再びイヤホン売り場を見て悶々とする日々を送っていた。

そんな中最近発売されたBeats Studio Budsを見るついでにふとモックを試着してみたら思いの外フィット感が良くてそのまま売り場に直行して試聴。
シルバーなら在庫があるとのことだったので購入を視野に入れてタッチセンサーの触感やフィット感を入念に確認し、でもなあ・・と考えながら店員と一時間近くにらめっこをしていた。

あれだけ嫌がったタッチ式だしな・・そもそも買うなら黒色って決めてるし・・などと考えてる時間がやはりもったいない。
手に入りにくい今を利用して気に入らなければさっさとブログのネタにして売っぱらえばいいのだ、もし気に入っても色の問題はXM3も売って買い換える資金にすればいい。
売り場に近づく度に悶々とするのはもう御免だ、買わずに後悔より買って後悔!ということでほぼ衝動買いに近い状態でお買い上げしてしまった。

なお元々お目当てだったBeatsは押し込み式ボタンが押しづらいし小さすぎて取り回しが悪く、試着した瞬間に選択肢から無くなった。

 

前モデルから良くなったところ

タッチセンサーがペタペタ鳴りにくい

触った時にセンサー部に触れて意図しない操作をしてしまうのは相変わらずだが、表面がつや消し加工になったからかやや盛り上がった作りになったからなのか、操作する時のノイズは減った。
でもやっぱり誤反応が心配だなぁとまたしても使ったこともない感圧式に懸想するのであった・・

充電ケースのバッテリー残量がアプリ不要でスマホで確認できるようになった

Google Fast Pairとやらに対応した恩恵なのか、ソニーのConnectアプリとは別にAndroid標準設定の方でもペアリング設定しておくとその後に接続する度にイヤホンの左右・充電ケースの充電残量を通知で表示してくれるようになっていた。

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これでケース側の視認性が悪かろうと接続先のスマホでケースの残量もアプリを開く手間をかけること無く確認できるわけだ。
色分けがされたのは良いものの、依然としてLED一つで見分けろという仕様はどうかと思うしケース単体で簡単に見分けられることに越したことはないのだが、これで一応はケースの充電が無くなっていることに気づけずに次に使う時に充電ができていなかった、なんて事態は容易に回避できるようになった。
Connectアプリで表示される残量と若干誤差があるが見られるだけマシといったところか。

光らない

M3はイヤホン本体のLEDが設定によっては再生中にも光って鬱陶しい思いをしていたが今回はイヤホン本体にはLED非搭載。どんな設定だろうがピカピカすることはない。

フィット感が格段に良くなった&出っ張りも少ない

M3は耳の穴周辺でしかボディを支えていなかった印象だったが、今回は耳全体を覆うような感覚を覚える。例えるならSHURE掛けするタイプのイヤホンに近い。
出っ張る方向も前から後ろに変わり、比較的目立たなくなった。

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こうして耳の形を見てみるとこのイヤホンもそっち系統のイヤホンも人体に沿うように作られてるのがわかる。
この装着感にかなり感動させられたので購入まで一気に引き込まれたのだったが・・(後述)

取り回ししやすくなった

イヤホンケースが小さくなったうえ、蓋はケースに占める割合が大きく掴みやすくなった。
イヤホン本体がせり上がった収納になっていて取り出しやすいし、左右非対称のシルエットになったのでしまう時も方向を間違えにくくなった。
M3と比較して扱いやすく、ストレスも感じにくい作りになった。

 

前モデルから悪くなったところ

長時間装着感してると耳が痛んでくる(重要)

フィット感が改善された一方で接触面が増えたためか、一時間ほどの装着で耳の穴周辺が痛くなってくる。

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丸で囲った箇所(大きい丸の方は耳甲介舟というらしい)辺り。

何パターンか装着する角度を変えてみたがどうやっても痛くなる。個人差があるかもしれないが、これでは長時間・長期間の使用には向かない。

 

結論:手放す。

フィット感は良い。音質も良い。前モデルの欠点は概ね解消されている。なのだが新たな欠点、長時間の装着で耳が痛くなるのはあまりにも致命的。
これさえ無ければタッチセンサーや諸々気になる点を呑んででも常用するつもりでもあったのだが、残念ながら売却することにした。

そもそもM3が現時点で使ってる人間がそこらに溢れかえってるのだからあと数ヶ月もすればこれも使ってる人間まみれになるに決まってる。それも嫌でM3を使うのをやめたのだから冷静に考えれば分かりきっていた話なのだが好奇心には勝てなかったというわけ。

 

余談

よりにもよってM4は開封すると不可逆的な梱包が多くて売却を想定した今回はだいぶ開封に気を遣った。
そうでなくても特にガジェット類の箱は現品ままで保存しておく質で、これらに執着してしまうのはコレクターの性なのだがそれはそれとしてこんなものまで保管しておいて・・などという気持ちもあるのでメーカー側から突き放してくれるのはちょっと助かったりして。売らない前提ならね。

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パッケージの巻紙、充電ケースの巻紙*2の固めの接着を剥がして本体とご対面。

素材が紙類なのはともかく、商品を留めてるテープは一度剥がすと接着部がくたくたになって初期状態の再現は不可能に近い。これがイヤホンを取り出すまでに3つくらいあるのが分かったときには笑っちゃったよ。

 

売ってきた。

どうやって売ろうか考えたり、この記事をうかうかと書いてたりしてるうちに黒の在庫も復活したりしてちょっと焦ってきた。
執筆時現在のヤフオクの相場は28,000円くらい、ふと見かけたeイヤホンでの買取価格上限は24,000円。
送料+手数料と梱包や出品の手間を考えると同じくらい、むしろ手間がかからない分後者の方が有利という結論に至った。なのでぱぱッとeイヤホンで売ってきた。

www.e-earphone.jp

持ち込みなら本人確認書類さえあれば他に用意するものは無く手軽。そして外箱の有無は査定に影響しないそうなので新品状態を再現できないM4の場合は尚のことありがたい。
本体や付属品の状態はもちろん見られるのでしっかり清掃した状態で査定申し込み。15分くらいで結果が出る。

結果

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数千円くらい下がるかな?と思っていたけどなんと買取上限額で買い取ってもらった。
売却を考えながらではあったが使う時・持ち運ぶときに丁重に扱っていた甲斐があった。

買った時のポイント還元込みで実質30,000円、売却で24,000円。差し引き約6,000円の出費となった。レンタルと考えると安いんだか高いんだか・・買うのに悩んで悶々とする時間も買っているのだから悪くはないか。